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ハセデンキBlog
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きづいたら、なんか半年くらいたってる…
この半年を振り返ってみると
なにやらしょっちゅう新しい仕事をさせられつつ
挫折と絶望と屈辱を味わい続けた気がする。
あと、めっちゃ本読んだ。

で、かれこれ二年ほど温めたり暖めなかったりしてたネタが形になってきたので
書き始めてみましたの。小説。
とりあえず序章だけ、こんな感じで書いていこうかと。
がんばってるよ?
ではでは、つづきからどうぞ。
序章 -百物語-


「それは、小さな恋のお話でした…」

しん、とした部屋に哀しげな声で言葉が紡がれ、それが部屋の闇に染み入り消えてゆく。

元来の明るい、皆を元気付けるような澄んだ声も、部屋を包み込む雰囲気と相まって、おどろおどろしく聞こえる。

締め切られた部屋は明かりが総て落とされ、代わりに仄かな、青白い光が揺ら揺らと心細げに揺れていた。

青い和紙を貼り付けた、行灯である。

その数、既に火を消された物を含めて丁度百。

広くもない部屋を態々選び、明かりの消えた行灯が彼方此方に置かれ、火の灯る物は語り手の目前と、その対面に一つ。

「大好きな彼と、仲良く、毎日を過ごしていた女の子がいました。」

十分すぎる間を取り、物語は続く。

周りには幾人もの聞き手が居り、それは此度の語り手の友人であり、同僚であり、娘であった。

然し、僅かばかりの行灯の灯りでは、既に何れの顔が誰の物かも判別ができず、照らされた顔は皆一様に青白く、死人の様にも、見えてしまう。

果たして人数は、初めからこれだけだったか。不安に掻き立てられ、数えてみる。

ごそり、と誰かが居住まいを正したのだろう、衣擦れの音がした。

「けれど女の子には、秘密がありました。」

死人の群れから視線を集め、尚も語り手は物語を紡ぐ。

行われているのは、百物語、と謂われる、語り手、高町なのはの故郷に古くから伝わる怪談会である。

鏡を置く、刀を置く、両の親指を紐で括る、など、地方や時代により方法は多岐に亘るが、総じて、不思議な話、因縁めいた話を百話語り終えると、妖が現れる、という代物だった。

実際に百話語り終えた例は無いとか、語り終えたため全員が妖に殺されてしまい実例が残されていないとか、所詮総ては作り話だとか、そう嘯く人々も居る。

古い書には、何も事が起きぬよう、九十九話で話を終えると書かれた物もある。

而して、行灯の火は残り二つ。

今語られている話が終わる迄に、進むか、終えるか、決めなくてはならない。

「そして今でも、彼の首を抱いた女の子が、夜な夜な、彼の体を捜して彷徨っているという話です…」

何時の間にか、物語は終わりを迎えていた。

語り手の声が無くなると、耳が痛くなる程の静けさが訪れた。

新月の夜であるため、部屋の外にも深遠な闇が広がる。

語り手は、すっ、と音も無く立ち上がると、行灯に近付き、その灯火を消した。

一筋の煙が真直ぐに立ち昇る。闇が一段と密度を増し、辺りを重く包み込んだ。

揺ら揺らと、心細げに揺れる最後の一つに、自然と目が集まる。

一呼吸置き、次の話はどうする、と声を掛けようとした時だった。

不意に、締め切られた部屋の中に風が舞い、最後の行灯の火を掻き消した。

ひっ、と誰かが息を飲む。

辺りを包む闇が重苦しさを増して行く。

怪異が、自らを以て百話目とす。

一話目に語られた、『百物語の物語』では、そう締めくくられていた。

誰も、動かない。

総ての火が消えてしまった為に何も見えない。

下手に動けば危険に繋がる、其処まで考えが回っている者は、果たして居たであろうか。

予想外の事態に恐怖が体を締め付け、歯の辺りがじんと痺れ、冷たい物が背筋を這いずり回る。

どれほどの時間、そうして動かずに居たのか。

半刻とも一瞬とも感じられる時間の後、部屋の中にぽつり、と小さな灯りが生まれた。

そして

その灯りの中には人の生首がっ!

「きゃ――――っ!!」

誰かの悲鳴が上がる。

それと同時に室内に証明が点いた。

生首があった辺りには、顔を下から懐中電灯で照らす、この会の発起人、八神はやての姿があった。

「も~!はやてちゃん悪戯がすぎるです!!」

手元にパネルを光らせるリインフォースIIが、目を吊り上げながら声を上げた。

「ちょっとしたお茶目やんか~。なのはちゃんも、それ、しまってな~」

大して悪びれる風も無く、はやてが言ってのける。

視線の先には、隣からしがみ付いて来た娘、ヴィヴィオを半身に庇い、愛機レイジングハートを構える管理局の若きエースの姿があった。

「ほらほら、シャマルも、もどっといで~。シグナムとザフィーラは、ケロッとしとるな。アギトも、シグナムの髪の毛から出といで。」

固まってしまい動かないシャマルや、難しい顔をしたシグナムや普段と変わらないザフィーラ、背中にしがみ付いてシグナムの髪に埋もれたアギトに、うきうきとしながら声をかけていくはやて。

「や~、ヴィータのかわいい悲鳴も聞けたし、効果抜群やったな~」

「なっ、し、しかたねーだろ!あれはその…だっだいたい何だよ!ローソクにまで仕掛けなんかしてっ!」

大きな声を上げてしまった事を恥じてか、しどろもどろになりながらきつい口調ではやてに詰め寄るヴィータ。

しかし当のはやてはその言葉に首をかしげる。

「それはわたしやないよ?ホントは100話目の後にやろ~思ってたけど、なんや消えても~たからな。計画の前倒しや!」

えへん、と胸を張るはやて。

ならばあの風は一体、何だったのだろう。

釈然としない表情の仲間たちを見ながら、はやてはそっと、己の手に出来た、血の出ない傷を服の袖口に隠した。
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